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GeoGebraコマンド辞典

GeoGebraの全コマンドを分かりやすく解説

Slider Command - スライダー

スクリプティング

Slider[ <最小>, <最大>, <増分>, <速度>, <幅>, <角度か>, <水平>, <アニメーション>, <ランダム> ]

  • 指定した区間(<最小>〜<最大>)を、指定した増分、指定した速度で変化するようなスライダーを作成する。スライダーの長さは指定した幅(ピクセル)となる。
  • <角度か>には、真偽値を指定する。trueならば、度数法による角度オブジェクトについてのスライダーを返す。falseならば、数値オブジェクトについてのスライダーを返す。コメント1.2を参照。
  • <水平>には、真偽値を指定する。trueならば水平スライダー、falseならば垂直スライダーとなる。
  • <アニメーション>には、真偽値を指定する。trueならば、プロパティ中「基本」タブにある「アニメーション オン」チェックボックスがOnの状態でスライダーを作成する。falseならば当該チェックボックスがOffの状態でスライダーを作成する。コメント1.3を参照。
  • <ランダム>には、真偽値を指定する。trueならば、アニメーションを開始した場合に、区間内でランダムに値が変化するようになる。falseならば、連続的に変化する。コメント1.4を参照。
例1

f:id:usiblog:20170309031543g:plain

a:Slider[ 0, 5, 0.1, 1, 100, false, true, false, false ]

は、数値aを区間[0,5]の中で変化させるようなスライダーを作成する。

スライダーをドラッグした場合には、aが0.1ずつ変化する。

aのアニメーションを開始した場合には、aは0.1ずつ、速度1で変化していく。

スライダーの幅は100ピクセル(グラフィックスビューの拡大率がデフォルトである場合には、長さ2に相当する)であり、水平である。

コメント1.1

aのプロパティ中「スライダー」タブの設定は、以下のようになる。

f:id:usiblog:20170309030748p:plain

コメント1.2

aの引数<角度か>をtrueにしたものである

b:Slider[ 0, 5, 0.1, 1, 100, true, true, false, false ]

は、bを度数法による角度オブジェクトとして定義したうえで、<最小>, <最大>, <増分>で指定した数値を弧度法による角度を表す数値とみなして、それを度数法に直した数値を、bのスライダーの区間および増分として採用する。

たとえば、引数<最大>に5を指定しているため、5ラジアンの度数法表示である286.47...°が、スライダーの最大値となっている。

また、引数<最大>に0.1を指定しているため、0.1ラジアンの度数法表示である5.72...が、スライダーの増分となっている。

f:id:usiblog:20170309032258g:plain

f:id:usiblog:20170309032244p:plain

<最小>, <最大>, <増分>に単位「°」をつけて

c:Slider[ 0°, 5°, 0.1°, 1, 100, true, true, false, false ]

とすれば、cを度数法による角度オブジェクトとして定義したうえで、<最小>, <最大>, <増分>で指定した数値を、そのままcのスライダーの区間および増分として採用する。

f:id:usiblog:20170309033423g:plain

f:id:usiblog:20170309033453p:plain

コメント1.3

aの引数<アニメーション>をtrueにして

d:Slider[ 0, 5, 0.1, 1, 100, false, true, true, false ]

とすれば、

数値dのプロパティ中「基本」タブにおける「アニメーション オン」チェックボックスがオンになった状態で、dのスライダーが作成される。

f:id:usiblog:20170309034353p:plain

スライダー作成時には、アニメーションが停止した状態であるが、グラフィックスビュー左下に出現する再生ボタンをクリックすれば、dのアニメーションが開始する。

f:id:usiblog:20170309034408g:plain

コメント1.4

aの引数<ランダム>をtrueにして、

e:Slider[ 0, 5, 0.1, 1, 100, false, true, false, true]

とすれば、

eのプロパティ中「スライダー」タブにある「乱数」チェックボックスがOnの状態で、eのスライダーを作成する。

f:id:usiblog:20170309034804p:plain

すると、スライダーを手動(ドラッグやテンキー)で動かす場合には、eは連続的に変化するが、アニメーションによって動かすと、指定した区間内でランダムな値をとるようになる。

f:id:usiblog:20170309034957g:plain

 

バージョン情報

Version: 5.0.339.0-webapp (08 March 2017)